ゆとり育ちのヲタク部屋

平成十年代に生まれてこのすばやリゼロを見て育った僕が、アニメや漫画、ライトノベルに関する知識やいろんな作品のレビューをみなさんにお伝えしていきます!

【この素晴らしい世界に祝福を!】僕が「このすば」をお勧めしたい3つの理由

「突然ですが、あなたは死んでしまいました。」こんなセリフから始まる近年ちょっとしたブームになっているライトノベルのジャンル「異世界転生モノ」、その中でもひときわ異彩を放つクズと駄女神とドMと爆裂少女で構成された作品、暁なつめ先生による異世界コメディーファンタジー作品「この素晴らしい世界に祝福を!

今回は、この素晴らしい世界に祝福を!通称「このすば」を僕が勧める3つの理由を通してみなさんに紹介していこうと思います。

あらすじ

ゲームを愛す引き篭もり少年・佐藤和真の人生は、あっけなく幕を閉じた……はずだったが、目を覚ますと目の前に女神を名乗る美少女が。「異世界に行かない?一つだけ好きなものを持っていっていいわよ」「じゃあ、あんたで」ここから異世界に転生したカズマの大冒険が始まる……と思いきや、衣食住を得るための労働が始まる!平穏に暮らしたいカズマだが、女神が次々問題を起こし、ついには魔王軍に目をつけられ!? 

理由1 「なろう系」のアンチテーゼのようなストーリー

突然ですが、みなさんは「なろう系」と呼ばれる作品をご存知でしょうか。そう、いわゆる俺TUEEであったり、なにもせずとも主人公に女性陣が好意を寄せる「あれ」、です。一方でこのすばは、こういったなろう系の作品とは真反対ともいえるストーリー展開をしていきます。例えば、カズマが転生した直後、異世界モノではおなじみのステータス確認をするのですが、ここが、普通のなろう系の場合、主人公の全ステータスがカンストしてたり、超強い隠しスキルを持っていたことが判明したりするのですが、カズマのステータスはいたって普通、レアスキルなんかも一切無く受付のお姉さんに冒険家じゃなく商人を進められるレベル。逆に一緒に来た(とゆうか無理やり連れてこられた)水の女神、アクア様のステータスがぶっ飛んでいたため主人公よりも主人公みたいな待遇を受けることになったり、のちにカズマが何人もの魔王軍幹部討伐に多大な貢献をしたにもかかわらずパーティーメンバーからは「クズマ」だの「カスマ」などと蔑称で呼ばれたり(まあ、これには本人のセクハラまがいの行動や正真正銘ドクズな行動が災いしたせいなので自業自得なのですが、)と、異世界転生モノの本来鉄板であるはずの展開をあえてずらしてギャグにしているのです。こういったストーリーは、異世界モノをよく知っている人も知らない人も笑えてとてもお勧めです。

理由2 魅力的なキャラクター

このすばのキャラクターは、主人公だけでなく、パーティーメンバーや敵キャラも全員魅力的です。例えば、カズマのパーティーメンバーの「めぐみん」というキャラクター、彼女はアークウィザードと呼ばれる魔法使いの強い版みたいな職業の子で、爆裂魔法と呼ばれる超強力な魔法を使うことができます———一日一回こっきりで使った後は魔力切れで全く動けなくなるとゆう条件付きで。おまけに彼女は紅魔族と呼ばれる強い魔法使いの種族なのですが、この一族は少し変わっていて、一族全員が日本で言う「厨二病」なんです。だからこのめぐみんも少し変わっていて、眼帯で片目を隠したり一昔前の黒幕っぽいしゃべり方だったりします。おまけに彼女は過去のとある出来事により爆裂魔法しか愛せなくなってしまい、爆裂魔法以外の魔法が使えません。それに対する葛藤などなど、とても魅力にあふれたキャラクターです。もちろんめぐみん以外にもたくさんの魅力的なキャラクターが登場するため、ぜひ、自分のお気に入りのキャラクターを見つけてみてください。

理由3 アニメ、ライトノベルを知らなくても楽しめる。

このすばは、とても分かりやすいストーリーです。異世界に転生した主人公が仲間と共に様々なクエストに挑み、最終的には魔王を倒すことを目標としています。そんなある種王道ともいえるおおまかなストーリーに加え、全体的にギャグ要素が強く明るい雰囲気で進行していきます。おまけにアニメは最初は急激にストーリーが進むこともなく、原作第1巻のページ数は他のライトノベルと比べ若干少な目なため、これまであまりアニメやライトノベルを見てこなかった人たちでも楽しめるようになっています。

終わりに

以上の3点が、僕がみなさんに「この素晴らしい世界に祝福を!」をお勧めしたい理由です。この記事を読んで少しでもこの作品を見てみよう、と思ってくれた方がいたら幸いです。